2018/4/21 土曜日
屋上で遊ぼう
Open/Start12:30/13:00
2000/ドリンク付き
場所:荒川dust bunny
〒131-0042 東京都墨田区東墨田3丁目11ー14

出演
sing on the pole
SPIIICA
クマに鈴
yoji & his ghost band
潮田雄一
KΣITO
ギリシャラブ(京都)
DJ hajime

FOOD TOBIRA

1 13:00-13:40 SPIIICA
2 14:00-14:40 KΣITO
3 15:00-15:40 潮田雄一
4 16:00-16:40 Yoji &his ghost band
5 17:00-17:50 sing on the pole
6 18:10-19:00 ギリシャラブ
7 19:20-20:10 クマに鈴


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無印良品、オリジン弁当、コンビニ、100均、日高屋、鉄道グループ系書店、一見お洒落だが個性のない雑貨屋、、、
画一的な駅前再開発のお陰で、一定の水準以上の生活がどこの駅でも行えるようになった。地方から東京へ移り住んだ人や、もとより土地の空気や個人経営のお店に対する好感を持たない人にとっては、どこでも、いつでもお金さえ払えば、その対価として場所性や空間性を超越する管理された均質のサービスを受けられるそれは、安心安全(?)で楽で、いいもんなんだろう。
一方で、なくなって行く人の手垢がムンムンする町の中華屋や、弁当屋、文具店が街の景色からなくなっていくことに、郷愁とはまた違う喪失感を感じている。
むしろ、のっぺりとした脅威すら感じている。
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少し前にあったチェーンの飲食店やコンビニで従業員がSNSに店内での迷惑な遊びをあげて炎上していたものも、もしかすると、こうした均質パッケージへの抵抗だったんじゃないかな。
抵抗の仕方があまりに稚拙で乾いた笑いしかでないけど、なんとなくはわかる。
コンビニで働いた経験もあるし(殊更そんな経験を掲げる必要なんてないほど自明)、普通の会社だってそうだけど、リソース管理が行き届いている会社では自分が代替可能な手足に感じる。
自分は特別じゃない、誰でもない、居なくなっても大丈夫な人間だって。
働く側はねそう思う。少なくとも俺はそう思ってるし、そうならないように楽しんでできて頑張った分評価をくれる仕事をするよう今は努めている。そう、努めている。
種々様々なプロパガンダで「みんな違ってみんないい」とか、働き手の笑顔が、あなたの笑顔が主役ですなどなど、やり甲斐をことさらキラキラさせて世間体は作られるけど、1日8時間程度継続的に時間を労働に捧げる仕事の仕方をしていると、閉じた貝が触手を伸ばすように「私はここだよ」って声をあげたくなる。


8年くらい前かな、スパイクジョーンズの短編「I’m here」を観た時、ロボットが街に「I’m here」と書かれた紙をタギングして行く行為のあまりの純粋さに、喉から手が出るほど共感して、劇場で滝のように涙を流したことがある。

SNSで連日のように炎上していた愚行も、そうしたのっぺりとした恐怖に対する、NO!の発露だったんじゃないか。表現としては明らかに間違ってるし、想像力が欠如している。それでもおそらく彼らは均質化されてしまう街の機能として飲み込まれる「私の身体」を「私はここにいるよ」と宣言していたんだろうと思うと、SNS上で焼死体となってしまったことへ、密かに弔いの念を感じずにはいられない。


私が少し特殊なイベントを行うのも、そうしたのっぺりとした恐怖に克ち、「I’m here!」であり、「You are there!」と宣言し、みんなを自由にしたいという思いから来ていると言っても少々大袈裟かもしれないけどあながち嘘ではない。



ライブハウスでライブをする、そのあたり前の環境ではお客さんも演者もライブハウス側も、
それぞれが「期待される役割」をこなすため、どんなに素晴らしいライブであっても、素晴らしいライブである経験以上にはならない。
あなたがそこにいて、私がそこにいて、そこがそこであること。
場所が特殊性を持ち、再生不可能な一回性の経験としてのイベントをするためにはどうすればいいか。そんなことばかり考えてきた。


蒲田のアトリエ深海betaでやった「サンデイ蒲田」namギャラリーでやった「話の話の話」世田谷カトリック教会でやった「風街ルルド」
どれも本来ライブをやる場所ではないため音響設備も持ち込みで、場所も一からイベントのためだけに作りこむ。
音響設備が十分ではないから演奏には制約が発生する。会場も頑張りはするが観劇商業施設ではないため、お客さんの視聴環境も所謂「居心地のいい」ものではない。
それぞれが、その場所の不自由さを受け入れて、その上でどう楽しむかを主体的に取り組める機会をイベントに埋め込めたらと、その一心で企画をしてきた。

★祈り★
あなたにとって、わたしにとって今日がとびきりで、一度きりの経験でありますように!



今回荒川河川敷を臨む皮なめしの廃工場の荒川dust bunnyでイベントを行うことにしたのは、そのロケーションが最高だったというのが何より1番の理由です。(単純明快)
風が吹き、工場の運転音や土手で遊ぶ子供の声が聴こえる、360度青空を仰げるその場所は、産業廃棄物や危険物、踏んだら抜ける床や、ハシゴといったほうが適切な勾配の急な階段を登った先に辿り着ける秘密基地。


ここで好きな音楽家を呼んだイベントができたらどんなに楽しいことになるか。
やるならそうだな、イベント然したものより少し気の抜けた感じのイベントがいいよな、そうだ名前は「屋上で遊ぼう」がいいね。
そう思って始めた、今回の企画。
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長い1日だった。
05:30に起き身支度を済ませ、
06:45自宅まで高谷くんに車でピックアップしてもらう。そこからハジメくんの家に向かい07:00DJ機材を積む。あまりの朝の早さに一同笑いながら墨田区へと一路発進する。
途中十条近辺のコンビニで搬入用の軍手を調達しつつ朝飯を取り一服。

さわやかな朝だ。
眠たげだけども、この後に待つ楽しい時間をどこか期待しているようで、表情に滲み出ている。


更生橋
足立区と墨田区の合間にある。
名前がヤバイ。

08:45 予定到着時刻より15分ほど遅れて会場に到着。会場といっても廃工場だ。ここから機材を搬入して場所を作り上げなくてはいけない。
余裕をもって到着したが、すでに亨ちゃんとアポロンさんが到着していた。
主催者より早く到着して機材搬入手伝ってくれたクマに鈴のサポートメンバーのアポロンさん、マジでいい人。


持論だけど、出演者がお客さん感覚ではなくて、主体的にイベントに関わってくれる時っていうのは、ミラクルが起きる。
最高な1日になると確信した。


機材屋さんが到着するまでに会場側のみさをさん、コムロに挨拶を済ませ、危険箇所に立ち入り禁止テープを巻き付け最低限の安全注意喚起をとりあえず済ませる。

09:00 機材屋さんが到着。
会場のハードな階段環境に若干引きながら苦笑いをしていた。申し訳ないなと思いつつ、こうした慣れない現場を目の当たりにした率直な表情が面白かった。
ヒカルも到着して計8名(私、亨ちゃん、高谷くん、ハジメくん、アポロンさん、ヒカル、機材屋さん2名)で「横持ち」リレー大作戦決行。3階までの細く急な階段を8人が一個の身体になって機材を持ち上げて行く様はグルーヴ感があり、最高な瞬間だった。
初現場(日雇い現場的な意味)とは思えない息のあったコンビネーションで予定していた1時間の搬入時間が大きく短縮し、
09:15 搬入完了。
関ちゃんも海次郎くんも来てくれた。
ここまで順調だと、帰りが怖い。みんなに酒も入った後の搬出について警鐘を鳴らし、本番終了まで最後の一服をしにコンビニへ。
亨ちゃん、アポロンさんと高谷くんの車に乗り込み近くのコンビニまで行く車中でもやいのやいの工場区域の面白い看板や会社名を見つけははしゃいでいた。
いい感じだ。


そして戻り10:00SPIIICAの優帆ちゃんと風香ちゃんも到着。二人も早くから来てくれてリハまでの間に会場の埃まみれの椅子を雑巾がけして綺麗にしてくれた。
その後久実ちゃん、マチコちゃんとYojiくん、八木ちゃん、青野くん、藤田くんも到着。
セッティングが早く完了したことでsing on the poleも急遽リハをねじ込んだ。
11:00になるとKΣITOギリシャラブも到着していよいよみんな揃って来た。
TOBIRAのケンタロウくんも到着。いい匂い。


12:20全部のリハが終わり、全出演者での顔合わせ。
私は顔合わせの仕切りが苦手だけど、基本的自分の企画の時は、やるようにしてる。
一緒にいい1日にしようねっていう気持ちと最低限のルールと理想を共有するために。
この日は危ない場所もあったから、無事故って何度も言った気がする。
でもやっぱり苦手だ。。


顔合わせの図

12:30開場
お客さんなかなか初めから来ない。
でもDJ hajimeが針を落とすと風に乗ったGOODサウンドが最高の気分にさせてくれる。ドギマギしながらお客さんを来ることを期待しながらオンタイムで13:00
SPIIICA演奏開始。


風が強い(笑)


今回SPIIICAでドラムをサポートで叩いたんだけど、風で自分の音がほとんど聞こえなくて焦って色々トんだ。緊張もしてたから余計にトんだ。ジェーンフォンダ。

半年間練習入ったりしてようやくのライブ。そしてこれがサポート最後。
2人は今後は2人で活動継続していくそう。
スピカガンバ!


ありがとうSPIIICA!


で、この後警察来た。


音量トラブル。
匿名の方からクレーム。
風に乗って会場より外に音が出てしまっていたようで焦った。
肝冷やした。中止は避けたい。
音量について改めて亨ちゃんとすり合わせ。
会場周り歩き回って電話しながら音量やEQの調整を確認し合う。
ぐるぐる会場周りを歩いていると道に迷って会場にたどり着けてないお客さんと思わしき人を発見。
道案内もする。


そして14:00 KΣITOKΣITOはこの日3つライブ。
八広から下北沢、江ノ島。どんだけ移動すんだよ。笑

相変わらずめちゃくちゃかっこいい。
2Fのなめし加工場跡のリビングでぼーっと天井眺めながら階上から漏れ伝わるKΣITOの音がめちゃくちゃ気持ちよかった。
ありがとう。


15:00 潮田雄一はじまり。


工場のサイレン、ミニクーパー専門店の洗車する音、風で転倒したシンバル、風の音。
全部潮田くんの音楽に吸収されて紡がれてた。
風に音が乗って飛んでいったのを感じた。とても稀有な経験した。


倒れたシンバルで潮田くんのビールが倒れるとすかさずビールを差し入れたハジメくん、ナイス。


潮田くんありがとう。


おやおや


おやおや


土手に誰かいるぞ

ギリシャラブと、土手ランナーだ。

16:00 Yoji & his ghost bandのはじまり。


私は海賊フランシスロロネーとして一曲参加。めちゃくちゃYojiバンドよかった。
コーニーアイランド、気持ちよすぎて、何杯酒飲んじゃったかわからない。


もっと自分らのライブをすりゃいいよ。
がんばれYoji!


ありがとうYoji!


17:00 徐々に日も傾いて来た。
sing on the pole


夕陽に向かってチルタイム。
土曜日という曲の歌詞と、土曜日の夕陽がシンクロしまくってってかなりエモかった。
いいね。いいね。


18:00 ギリシャラブ
真っ赤な夕陽で橙色に染まった会場で、これ以上ないくらいカッコよく、ひたすらカッコよく魅せていた。
ねこのひげ〜

すてき。
ありがとうね、ギリシャラブ


19:00 だいぶ日が落ちて来た。
クマに鈴
この日のサポートメンバーを改めて。
広川晋 (peaks、bossston cruizing mania)
関太一 (虫のしらせ)
高原久実
やなぎさわまちこ (やなぎさわまちことまちこの恐竜)
アポロン増田 (あだち麗三郎カルテット)
海次郎 (虫のしらせ)





最高でした。


20:30 片付け開始
酒が入ってる。危ない、でも慎重に。
みんな手伝ってくれた。(お客さんで来てたあゆくんもフミオくんも手伝ってくれてた気がする)
撤収はあっという間に終わった。
無事故で1日を終えられた。
素晴らしい。。


ちょっぴり打ち上げ。


21:20 ヘトヘトになって高谷くん、ハジメくん、ヒカルの4人で最後機材詰め込んで、
京成立石の蘭州で夕飯。

マスターダレの配合はもう忘れたよ。
23:30 自宅に着き、終了。


翌日疲労で死にました。

かわいいふたり。


写真 高谷一徳

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